分散型SNS「Bluesky(ブルースカイ)」の勢いが止まらない。2024年のX(旧Twitter)からの大量移行を経て、2026年現在はユーザー数が急増し、主要SNSの一角として認知されるまでに成長した。この記事では、Blueskyの最新動向・機能・Xとの違いを網羅的に解説する。
Blueskyとは?基本情報のおさらい
Blueskyは、元Twitter CEOのジャック・ドーシー氏が立ち上げた分散型SNSプロジェクトだ。しかし、現在はドーシー氏から独立した組織として運営されている。技術基盤には「AT Protocol」という独自の分散型プロトコルを採用しており、ユーザーが自分のデータを管理し、サーバー間でアカウントを移行できる仕組みが特徴だ。
一方、UIはXに非常に似ており、短文投稿、リポスト、いいねといった基本機能は直感的に使える。つまり、「Xの使い勝手」と「分散型の自由度」を両立させたSNSと言える。
2026年のBluesky最新動向
2026年に入り、Blueskyはいくつかの重要なアップデートを実施している。
- フィードのカスタマイズ機能の強化:アルゴリズムを選べる「カスタムフィード」がさらに充実。ユーザーが自分でフィードのルールを設定できる
- 動画投稿対応:短尺動画のアップロードと再生に対応し、TikTokやInstagramリールの代替として利用するユーザーが増えている
- DM(ダイレクトメッセージ)の改善:グループDM機能が追加され、コミュニケーションツールとしての利便性が向上した
- 収益化ツールの検討:クリエイター向けの収益化オプションが検討段階に入っている
BlueskyとXの違い:2026年版比較
Xとの最大の違いは「分散型」であることだ。Xはイーロン・マスク氏の下で中央集権的に運営されているが、Blueskyはプロトコルレベルで分散化されている。しかし、この違いが一般ユーザーにとって何を意味するのか、具体的に整理しよう。
- アルゴリズムの透明性:Xのアルゴリズムはブラックボックスだが、Blueskyではフィードのロジックが公開されている
- データポータビリティ:Blueskyではアカウントデータを他のサーバーに移行できる。Xではアカウントはプラットフォームに紐づく
- 広告モデル:Xは広告収益モデルだが、Blueskyは現時点で広告を表示していない
- モデレーション:Blueskyではラベラーと呼ばれるサードパーティによるモデレーションが可能。ユーザーが自分でモデレーションルールを選択できる
Blueskyの課題と将来性
Blueskyの最大の課題は、マネタイズ戦略がまだ明確でないことだ。広告なしでプラットフォームを維持し続けるのは難しい。一方で、ユーザーの信頼を得ているのは「広告がない」からこそ、という側面もある。
もう一つの課題は、有名人やインフルエンサーの参加率だ。XやInstagramと比較すると、まだコンテンツの多様性に差がある。しかし、2025年後半からメディアやジャーナリストのBluesky移行が加速しており、この課題は徐々に解消されつつある。
Blueskyを始めるには
Blueskyは招待制を廃止しており、誰でもアカウントを作成できる。iOS、Android、Webブラウザに対応している。登録後は自分の関心に合ったカスタムフィードを追加するのがおすすめだ。
まとめ
Blueskyは2026年に入り、単なる「Xの代替」から「独自の価値を持つSNS」へと進化している。分散型アーキテクチャによるデータポータビリティとアルゴリズムの透明性は、今後のSNSのあり方を示す重要な先例だ。Xに不満を感じているユーザーは、一度試してみる価値がある。
