AppleとNVIDIAがOpenAIの次の大型投資家になる可能性
OpenAIの次の資金調達ラウンドに、NVIDIAとAppleが参加を検討しているという報道が出ています。このラウンドでは、ChatGPTの開発元であるOpenAIの企業価値が1,000億ドルに達する可能性があります。
投資の詳細
まず、New York Timesの情報源によると、以前からOpenAIに投資しているThrive Capitalが、この取引が実現した場合にリードする見込みです。また、NVIDIAの関与についてはBloombergが最初に報じ、Appleの参加の可能性についてはWall Street Journalが報道しました。
さらに、すでにOpenAIの49%を所有しているMicrosoftも、この資金調達に参加する可能性があります。
OpenAIの資金需要
OpenAIは現在、多額の資金を必要としています。今年初めの段階で、同社の年間収益は34億ドルを超えたと報じられています。しかし、AIの訓練や人員拡大に伴い、年末までに50億ドルの損失を計上する見込みだといわれています。
両社とOpenAIの関係
OpenAIは、両社と密接な関係を持っています。まず、同社の生成AIモデルの実行と訓練は、主にNVIDIAのGPUを使用して行われています。
一方、Appleは今年初め、近々発表予定のAI機能群「Apple Intelligence」の一環として、ChatGPTをiOSに統合することに合意しました。
このように、OpenAIと両社の関係は深く、今回の投資検討はその延長線上にあるといえるでしょう。今後の展開に注目が集まります。