SSHトンネリングとは
また、SSHトンネリングは、暗号化されたSSH接続を使って。他のネットワーク通信を安全に転送する技術だ。インターネット上を流れるデータを暗号化された「トンネル」で包むことで。盗聴や改ざんから守ることができる。
また、リモートワークでの安全な接続や、社内ネットワークへの外部からのアクセス。さらに、ファイアウォール越しの通信など、実務で使える場面は多い。
基本的な仕組み
具体的には、SSHトンネリングの流れはシンプルだ。まずクライアントがSSHサーバーとの間に暗号化された接続を確立する。特に、その接続を通路(トンネル)として、別のアプリケーションの通信データを流す。実際に、SSHサーバー側でデータを復号し、目的のサーバーに転送する。
つまり、SSH接続自体がVPNのような役割を果たす。ただしVPNと違い。特定のポートやアプリケーション単位で柔軟に設定できるのが特徴だ。
ポートフォワーディングの3つの種類
加えて、SSHトンネリングの具体的な実装方法がポートフォワーディングだ。大きく3種類に分かれる。
ローカルポートフォワーディング:自分のPC上のポートを、SSHサーバー経由でリモートのサーバーに接続する。例えば、社外から社内データベースにアクセスしたい場合に使う。コマンド例は ssh -L 3306:db-server:3306 user@ssh-server のようになる。
リモートポートフォワーディング:SSHサーバー上のポートを、自分のPC経由でローカルネットワークのサービスに接続する。NAT越しにローカルの開発サーバーを外部公開したい場合などに便利だ。コマンド例は ssh -R 8080:localhost:3000 user@ssh-server だ。
ダイナミックポートフォワーディング:SOCKSプロキシとして動作し、複数の接続先を動的に切り替えられる。ウェブブラウジング全体を暗号化したい場合に使われる。コマンド例は ssh -D 1080 user@ssh-server だ。
SSHトンネリングとVPNの違い
つまり、SSHトンネリングとVPNは似ているが、用途が異なる。なお、VPNはネットワーク全体のトラフィックを暗号化するのに対し。このように、SSHトンネリングは特定のポートやサービスに限定した暗号化だ。
手軽さではSSHトンネリングが勝る。SSHクライアントさえあれば追加ソフト不要で、設定も数行のコマンドで済む。一方、組織全体のネットワークセキュリティを確保するにはVPNのほうが適している。
実務での活用シーン
その結果、SSHトンネリングが役立つ実務シーンをいくつか紹介する。
一方で、リモートからのデータベース接続、社内Webアプリへの安全なアクセス。確かに、開発中のローカルサーバーの一時的な外部公開。とりわけ、セキュリティの低いWi-Fi環境での通信保護などだ。特にエンジニアやインフラ担当者にとっては、日常的に使うテクニックと言える。
▼ 参考リンク:OpenSSH公式サイト、トンネリングプロトコルのWikipedia
セキュリティ上の注意点
もちろん、SSHトンネリングは便利だが、使い方を誤るとセキュリティリスクにもなる。例えば、不用意にリモートポートフォワーディングを設定すると。同時に、外部から内部ネットワークへの侵入経路を作ってしまう可能性がある。また、SSH鍵の管理や、不要なポートフォワーディングの無効化。さらに、ログの監視などを怠らないことが重要だ。
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