Snapchatがクリエイター向け月額課金を導入
Snapchatが2026年2月17日、クリエイターサブスクリプション機能の導入を発表しました。2月23日から米国の一部クリエイターを対象にアルファテストが始まります。
SNSのクリエイター収益化は各プラットフォームが競い合っている領域ですが、Snapchatもいよいよ本格的に参入してきた形ですね。どんな機能なのか、他のSNSと比較しながら見ていきましょう。
クリエイターサブスクリプションの主な機能
Snapchatのクリエイターサブスクリプションで購読者が得られる特典は、大きく3つです。
- 限定コンテンツ:購読者限定のSnapやStoriesにアクセスできます
- 優先リプライ:クリエイターのパブリックStoriesへのリプライが優先表示されます
- 広告非表示:購読しているクリエイターのStories内では広告が非表示になります
クリエイター側は、Snapが推奨する価格帯の中から自分で月額料金を設定できる仕組みになっています。既存のUnified Monetization ProgramやSnap Star Collab Studioに加えて、新たな収益の柱を作れるわけですね。
なぜ今サブスクリプションなのか
Snapchatの2025年Q4決算によると、デイリーアクティブユーザー数は9億4600万人に達しています。米国でSpotlightに投稿するユーザーも前年比47%増と、コンテンツ制作の勢いが加速しているようです。
この成長を収益に結びつけるために、広告だけでなくサブスクリプションという直接課金モデルを導入するのは自然な流れだと感じました。クリエイターにとっても、広告収益は変動が大きいので、安定した月額収入が得られるのは魅力的です。
他SNSのサブスクリプション機能と比較
クリエイター向けサブスクリプションは、すでに複数のSNSが提供しています。
Instagram サブスクリプション
Metaは2022年からInstagramでクリエイターサブスクリプションをテスト中で、限定Reels、ストーリーズ、バッジなどの特典を提供しています。X(旧Twitter)の収益配分とは異なるアプローチですね。
YouTube メンバーシップ
YouTubeのチャンネルメンバーシップは最も成熟したモデルで、カスタム絵文字やメンバー限定動画、優先チャットなどの特典があります。価格帯も複数設定可能です。
TikTok サブスクリプション
TikTokも2024年からクリエイターサブスクリプションを展開中。ライブ配信中の特典が中心ですが、徐々に機能を拡充しています。
Snapchatの差別化ポイントは、StoriesとChatという同プラットフォーム独自のコミュニケーション手段と組み合わせている点でしょうか。単なるコンテンツ課金ではなく、「クリエイターとの関係性の深化」を前面に押し出しているのが特徴的です。
日本への影響と展開の見通し
初期展開は米国のみで、その後カナダ、イギリス、フランスに拡大予定とされています。日本でのサービス開始時期は未定です。
正直なところ、日本ではSnapchatの利用率自体がそれほど高くないため、直接的な影響は限定的かもしれません。ただし、SNS全体のトレンドとして、クリエイターの直接課金モデルが加速していること自体は注目に値します。
日本で言えばLINEやInstagramのクリエイター機能にも影響が波及する可能性がありますし、noteなどのコンテンツプラットフォームとの競合も出てくるかもしれません。
クリエイターエコノミーの変化
ここ数年、クリエイターの収益化手段は急速に多様化しています。広告収益、投げ銭、サブスクリプション、物販、コラボ案件と、チャネルが増えるほどクリエイターの選択肢は広がります。
一方で、各プラットフォームが「クリエイターの囲い込み」を競い合っている側面もあるので、プラットフォーム依存のリスクについては意識しておいた方が良さそうです。複数の収益源を持つことが、結局は一番安定する戦略だと思います。
まとめ
Snapchatのクリエイターサブスクリプションは、9億人超のユーザーベースを活かした新たな収益化の試みです。2月23日のアルファ開始後、どの程度のクリエイターが参加し、ユーザーの課金率がどうなるかが今後の注目ポイントになりそうですね。
詳細はSnapchat公式ニュースルームで確認できます。クリエイターエコノミーに関心がある方は、一度チェックしてみると良いかもしれません。