Notion AIとは?ドキュメントツールに統合されたAIアシスタント
Notion AIは、プロジェクト管理・ドキュメント作成ツールとして知られるNotionに組み込まれたAIアシスタント機能です。2023年に正式リリースされて以来、継続的にアップデートが行われており、2026年現在ではかなり実用的なツールに仕上がっています。
一方で、ChatGPTやClaude、Geminiといった汎用AIツールとの使い分けに迷う方も多いのではないでしょうか。自分も最初は「わざわざNotion内でAIを使う意味あるの?」と思っていたのですが、実際に試してみると、ドキュメントの文脈を理解した上でアシストしてくれる便利さに気づきました。
Notion AIでできること:主な機能一覧
文章の生成・編集
Notion AIの最も基本的な機能が、テキストの生成と編集です。ページ内でスラッシュコマンドを入力するか、テキストを選択してAIメニューを開くだけで利用できます。具体的には以下のような操作が可能になっています。
- ブログ記事やレポートの下書き作成
- 既存テキストの要約・翻訳・トーン変更
- 箇条書きから文章への展開
- 誤字脱字の修正と文法チェック
特に便利だと感じたのは、ページの既存コンテンツを踏まえた上で追記してくれる点ですね。汎用AIだとコンテキストを毎回渡す手間がありますが、Notionなら同じページ内の情報を自動的に参照してくれます。
Q&A機能(ワークスペース横断検索)
2024年以降に大幅強化されたのがQ&A機能です。ワークスペース内の全ページを横断的に検索し、質問に対して回答を生成してくれます。たとえば「先月のマーケティング施策の結果は?」と聞くと、関連するページから情報を引っ張ってきて要約してくれる仕組みです。
これはいわゆるRAG(検索拡張生成)の考え方をNotion内で実現したもので、ドキュメントが多いチームほど威力を発揮します。
データベース機能との連携
Notionのデータベース(テーブル・ボード・カレンダー等)と組み合わせると、さらに活用の幅が広がります。
- データベースのプロパティを自動入力
- フィルタリングされたデータの分析・要約
- テンプレートとAIの組み合わせで定型作業を自動化
Notion AIの料金プラン
Notion AIは、Notionの各プランに追加する形で利用できます。2026年2月時点の料金体系は以下のとおりです。
- 無料プラン: 月20回までのAIリクエストが利用可能
- AI追加オプション: 月額$10/ユーザー(年払いで$8/ユーザー)
- Notion Business/Enterprise: AI機能がプランに含まれる場合もある
月20回の無料枠で試してみて、頻繁に使うようであれば有料プランに切り替えるのが良さそうです。ただし、すでにChatGPT PlusやClaude Proに課金している場合は、用途が被る部分もあるので、自分のワークフローに合わせて判断した方がいいかもしれません。
Notion AIの実際の活用事例
議事録の自動要約
ミーティングの録音データや手書きメモをNotionに貼り付けて、AIに要約させるという使い方をしている方が増えているようです。「アクションアイテムを抽出して」と指示すれば、次に何をすべきかをリストアップしてくれるので、会議後の整理がかなり楽になります。
社内ナレッジベースの構築
Q&A機能を活用すれば、散らばったドキュメントから必要な情報をすぐに引き出せます。新入社員のオンボーディングや、部署横断のプロジェクトで「あの資料どこだっけ?」という問題を減らせるのは大きなメリットですね。
ブログ記事やSNS投稿の下書き
もちろん文章生成にも使えます。ただ、個人的にはNotion AI単体で完成度の高い文章を作るのは難しいと感じました。あくまでたたき台を作って、そこから自分で編集するという使い方が現実的です。
Notion AI vs ChatGPT・Claude:使い分けのポイント
よく比較されるのがChatGPTやClaudeとの違いですが、結論から言うと「用途が違う」というのが正直なところです。
- Notion AI: ドキュメント管理の文脈で使う。ワークスペース内の情報を活用したい場合に強い
- ChatGPT / Claude: 汎用的な質問応答、コード生成、長文の分析など幅広い用途に対応
- Gemini: Google Workspaceとの連携が必要な場合に便利
結局のところ、Notionをメインのドキュメントツールとして使っているなら、Notion AIは自然な選択肢になるでしょうし、そうでなければ無理に導入する必要はないと思います。
Notion AIを使う際の注意点
便利なツールではありますが、いくつか知っておいた方がいいポイントもあります。
- AIが生成した内容の正確性は保証されないので、ファクトチェックは必須
- 機密情報を含むワークスペースでは、Notionのセキュリティポリシーを事前に確認しておくのが安心
- 大量のリクエストを送るとレスポンスが遅くなることがある
まとめ
Notion AIは、Notionユーザーにとって日常の作業効率を上げてくれる便利な機能です。特にワークスペース横断のQ&A機能は、チームでの情報共有に大きな効果がありそうだと感じました。まずは無料枠で試してみて、自分のワークフローに合うかどうかを確かめてみるのがおすすめです。
参考: Notion AI公式ページ | Notion公式ブログ
関連記事: ChatGPTに広告導入へ|OpenAIの収益化戦略転換がAI業界に与える影響を解説