NotebookLMとは
NotebookLMは、Googleが開発したAI搭載の研究・情報整理ツールです。まず、PDFやWebページなどをソースとしてアップロードします。すると、その内容に基づいてAIが質問に回答します。無料で利用でき、Google Labsから誰でもアクセス可能です。
最大の特徴は、特に、AIが必ずソース文書を根拠として引用する点です。一般的なチャットボット(ChatGPTの料金プランも参照)と違い、アップロードした資料の範囲内で回答するため、ハルシネーション(事実と異なる回答の生成)のリスクが大幅に低減されています。
基本的な使い方
まず、NotebookLMにアクセスしてGoogleアカウントでログインします。新しいノートブックを作成します。次に、研究テーマに関連する資料をソースとして追加しましょう。具体的には、対応フォーマットはPDF、Googleドキュメント、Googleスライド、Webページ(URL指定)、YouTube動画、テキストの貼り付けなどです。
ソースを追加するとNotebookLMが自動で解析します。その結果、要約やFAQ、目次が生成されます。その結果、チャット画面で自由に質問するだけで回答が得られます。「この文書の要点は?」「著者Aと著者Bの主張の違いは?」など、複数のソースをまたいだ質問にも対応します。
Audio Overview機能
2024年に追加されたAudio Overview(音声概要)は、NotebookLMの目玉機能のひとつです。2人のAIホストがポッドキャスト形式で解説します。つまり、資料の内容をもとに音声を自動生成するのです。
さらに、生成される音声は驚くほど自然です。また、要点を会話形式でわかりやすく説明してくれます。通勤中や運動中に「ながら聴き」で資料の内容を把握したい場合に便利です。日本語にも対応しており、日本語のソースからは日本語の音声概要が生成されます。
書籍や論文を活用するコツ
研究に書籍を活用する場合はコツがあります。具体的には、重要な引用をGoogleドキュメントにまとめて追加しましょう。著者名やページ番号などのメタデータを含めましょう。すると、NotebookLMが引用元を正確に追跡できます。
また、Google Play Booksを使っている場合は、ハイライト機能で重要な箇所をマークすると自動的にGoogleドライブにノートが保存されます。ReadWiseなどの読書管理アプリを使えば、KindleやKoboからのハイライトもGoogleドキュメントにエクスポート可能です。
NotebookLM Plusと活用の幅
2025年にはNotebookLM Plusという有料プランが導入され、ソース数の上限拡大やチームでの共有機能が強化されています。ビジネス利用や大規模な研究プロジェクトにも対応できるようになりました。
たとえば、活用シーンとしては、学術研究での論文レビュー、ビジネスでの市場調査レポートの分析、法律文書の横断検索、学生のレポート作成支援など多岐にわたります。複数のソースを横断的に検索・比較できます。まさに、これがNotebookLMの真価です。
注意点
NotebookLMが参照するのはアップロードしたソースだけです。インターネット上の情報を自動で検索する機能はないため、ソースの選定が回答の質を左右します。また、ただし、表や画像が多いPDFは正しく読み取れないことがあるため、テキスト中心の資料を使うのがベターです。
NotebookLMのまとめ
NotebookLMは、資料の内容に基づいて正確に回答してくれるAI研究ツールです。ハルシネーションを抑えた回答、Audio Overviewによる音声要約、複数ソースの横断検索など、研究や情報整理に役立つ機能が無料で使えます。情報が散らばりがちなリサーチ作業を効率化したいなら、一度試してみる価値があるでしょう。
なお、AI検索についてはGensparkも注目のツールです。
