CrowdTangleとは何だったのか
さらに、CrowdTangleは、FacebookやInstagramの公開投稿がどれだけ拡散されているかをリアルタイムで追跡できるツールだった。また、2016年にMetaが買収し、。。特に、研究者やジャーナリスト、ファクトチェッカーに無料で提供していた。実際に、選挙期間中のデマ拡散の監視や、誤情報の分析において非常に重宝されていた。
廃止の経緯
なお、Metaは2024年8月にCrowdTangleのサービスを終了した。加えて、公式な理由としては「Meta Content Libraryへの移行」が挙げられたが。具体的には、背景には複雑な事情がある。つまり、CrowdTangleのデータがMeta自身に不利な報道に使われるケースが増えていたのだ。
さらに、たとえば、。したがって、ワクチンに関する偽情報がFacebook上で何百万回もシェアされている実態がCrowdTangleで明らかになり、議会でも取り上げられた。一方で、Metaにとっては、自社の問題点を可視化するツールを外部に提供し続けることへの抵抗があったと見られている。
その結果、代替ツール「Meta Content Library」の実態
例えば、Metaが後継として用意したのがMeta Content Libraryだが、。このように、研究者からの評判は芳しくない。アクセスが限定的で。利用には審査が必要。それに加えて、リアルタイムの追跡機能もCrowdTangleほど充実しておらず、「事実上の後退」と批判する声が多い。
特に選挙期間中の偽情報モニタリングに支障が出るとして。同様に、欧米の研究機関やメディアが強い懸念を表明している。とはいえ、EUのデジタルサービス法(DSA)との整合性も問われている。
偽情報追跡の現在地
むしろ、CrowdTangle亡き後、。要するに、研究者たちは代替手段を模索している。Junkipediaやsocial listening系のツール(Brandwatch。Meltwaterなど)を組み合わせて使う例が増えているが、Facebookの内部データに直接アクセスできるものは存在しない。
一方で、BirdwatchをベースにしたX(旧Twitter)のコミュニティノートのように。プラットフォーム自体が偽情報対策の仕組みを組み込む動きもある。ただし、各社のアプローチはバラバラで統一された基準はない。
なぜこの問題が重要なのか
ソーシャルメディア上の偽情報は民主主義への直接的な脅威だ。2024年は世界各国で大型選挙が実施された「選挙イヤー」で、。。偽情報の影響が特に懸念された。研究者が自由にデータを分析できる環境がなければ、問題の実態すら把握できなくなる。
また、Metaは透明性レポートなどで自主的な取り組みをアピールしているが、第三者による独立した検証が難しくなっている現状は深刻だ。
今後の展望
EUのDSAはプラットフォームに対してデータアクセスの提供を義務付ける方向で規制を強化している。米国でもプラットフォーム規制の議論は続いており。2025年以降にCrowdTangle的な機能を法的に義務化する動きが出る可能性もある。
具体的には、。SNSの透明性とユーザー保護の在り方は。テクノロジー業界全体の課題として議論が続くだろう。CrowdTangleの廃止は、プラットフォームの自主規制の限界を象徴する出来事だったといえる。
研究者が今できること
CrowdTangle廃止後も、SNS上の偽情報を追跡する方法はある。Junkipediaは複数プラットフォームの偽情報を横断的に追跡できるツールだ。また、Meta透明性センターでは、Metaの取り組みに関する情報が公開されている。
さらに、SNSの動向に関心がある方にはBlueskyの急成長と分散型SNSの記事もおすすめだ。セキュリティの観点からはChrome拡張機能の危険性も参考になる。OpenAI o1の仕組みと性能では最新のAI動向を紹介している。
