「Facebook is cooked(終わった)」という声が広がっています。実際に若年層の利用率は大きく低下しました。しかし30億人のユーザー基盤は健在です。そこで今回は、SNS運用チームが見直すべき配信戦略を解説します。
Facebook is cookedと言われる背景
Facebookのアプリ検索数は2021年から43%減少しました。またGoogle検索の関心度はピーク時から92%低下しています。具体的には2024年のスコアは100点中わずか8点です。さらに1日の平均利用時間も2019年の58分から30分に半減しました。
特にGen Zの離脱が深刻です。13~17歳のFacebook利用率は71%(2015年)から32%に低下しています。つまり若年層にとってFacebookは「終わった」プラットフォームなのです。
Gen ZがFacebookを離れた理由
まず26%のGen Zが「時代遅れに感じる」と回答しています。また67%がFacebookを「データ搾取的」と見なしています。さらにCambridge Analytica事件の影響がまだ残っています。
しかも4人に3人のGen Zが「Facebookがなくても困らない」と答えています。つまり文化的な関連性が失われているのです。特にAI生成コンテンツの増加がユーザー体験を悪化させています。
それでもFacebookが有効な場面
広告オーディエンスは21.9億人です。しかも過去12カ月で2.09億人増加しています。またグループ機能やイベント機能は他のSNSにない強みです。さらに30歳以上のユーザーには依然として有効なプラットフォームです。
つまり「終わった」のではなく「高齢化」しているのです。したがって、ターゲット層に応じた判断が重要です。
SNS運用チームが取るべき戦略
Gen Zのバイラル成長は期待しないでください。代わりに年齢層に適したターゲティングに集中しましょう。またTikTokやInstagramで若年層をカバーする必要があります。
具体的にはFacebookのグループとイベント機能を活用します。さらにコミュニティ運営の拠点として位置づけ直すのが効果的です。特にオーガニックリーチ、有料広告、グループの組み合わせはFacebook独自のエコシステムです。
Metaの対応と今後の展望
Meta CEOのザッカーバーグ氏も認めています。「Facebookは近年トッププロダクトの焦点ではなかった」と述べました。しかしGen Z向けのリデザインも進めています。
それでもFacebookの文化的復権は容易ではありません。だからこそSNS運用チームはFacebookの役割を再定義する必要があるのです。このように「Facebook is cooked」は全面的な撤退ではなく戦略転換のきっかけと捉えるべきです。
