「AIを業務に取り入れたいけど、プログラミングの知識がない」──こんな悩みを抱えるビジネスパーソンは多い。そこで注目されているのが、ノーコードでAIアプリを構築できるプラットフォーム「Dify」だ。

Difyを使えば、チャットボットやドキュメント分析ツール、業務自動化アプリをコードを書かずに作れる。2026年に入ってからも機能追加が続いており、導入企業は増え続けている。

Difyとは何か

Difyは、LLM(大規模言語モデル)を活用したアプリケーションをノーコードで開発できるオープンソースプラットフォームだ。公式サイトからクラウド版を使うか、セルフホスティングで自社サーバーに導入できる。

GPT-4o、Claude、Geminiなど複数のAIモデルに対応しており、用途に合わせてモデルを切り替えられる柔軟性が特徴だ。

Difyの始め方

もっとも手軽なのはクラウド版だ。メールアドレスで登録すれば、すぐにアプリの構築を始められる。

  1. Dify公式サイトでアカウントを作成
  2. ダッシュボードから「新規アプリ作成」を選択
  3. テンプレートを選ぶか、ゼロからフローを構築
  4. AIモデルのAPIキーを設定
  5. プロンプトを設計してテスト・公開

技術者であれば、Dockerを使ったセルフホスティングもおすすめだ。データを自社管理できるため、セキュリティ要件が厳しい企業にも対応できる。

Difyの活用事例

  • 社内FAQ チャットボット:社内ドキュメントをアップロードし、従業員の質問に自動回答
  • 議事録の自動要約:会議の文字起こしを入力し、要点をまとめたサマリーを生成
  • カスタマーサポート:製品マニュアルを学習させた顧客対応ボット
  • 営業資料の下書き:顧客情報を入力すると、提案書のドラフトを自動生成

Difyの料金

クラウド版には無料プランがあり、小規模な利用なら費用をかけずに試せる。有料プランは月額59ドルからで、チームでの利用やAPI呼び出し回数の上限が緩和される。セルフホスティング版はオープンソースのため無料で利用可能だ。

まとめ

DifyはノーコードでAIアプリを構築できる実用的なプラットフォームだ。プログラミング不要で始められるため、非エンジニアでもAI活用の第一歩を踏み出せる。まずは無料プランで試してみて、自社の業務に合うか確かめてみるといいだろう。

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