Hacker Newsで700ポイント超えの大バズりを記録したネタがあります。Claude Codeのタスク完了通知を、Warcraft IIIのPeon(ペオン)の「Job’s done!」音声に差し替えるというハックです。正直「くだらないな」と思って開いたのですが、実際に試してみたら想像以上に開発体験が良くなってしまいました。

そもそもClaude Codeとは

Claude Codeは、AnthropicがリリースしたCLIベースのAIコーディングアシスタントです。ターミナルから直接Claudeにコーディングタスクを依頼でき、ファイルの編集やコマンド実行まで自律的にこなしてくれます。

便利な反面、重い処理を任せると数分間放置することになりがちです。別の作業に集中していると、タスクが終わったことに気づかず時間を無駄にする——そんな経験は私だけではないはずです。

Peon通知のセットアップ方法

やり方はシンプルで、Claude Codeの設定でタスク完了時のフック(hook)にサウンド再生コマンドを仕込むだけとなります。

まず、Warcraft IIIの「Job’s done!」音声ファイルを用意します。公式のゲームアセットから抽出するか、フリーのサウンドエフェクトサイトで類似の音声を探すのが現実的でしょう。

次に、Claude Codeの設定ファイル(~/.claude/settings.json)にフックを追加します。macOSの場合はafplayコマンド、Linuxならpaplayaplayが使えます。

設定後、Claude Codeにタスクを投げて完了すると、あの懐かしい「Job’s done!」が鳴り響くというわけです。

なぜこれが意外と実用的なのか

最初はジョークだと思っていたのですが、使ってみると合理的な理由がいくつかあることに気づきました。

  • 音声通知は視覚通知より割り込み力が強い — 別のウィンドウで作業していても確実に気づけます
  • 感情的な報酬がある — タスクが終わるたびにゲームのクリア感を味わえるので、妙にモチベーションが上がるのです
  • 識別しやすい — Slackやメールの通知音と被らないため、「あ、Claudeが終わったな」と瞬時に判断できます

Hacker Newsのコメント欄でも「生産性が上がった」「Zerg Rushの音声でエラー通知にした」など、様々な派生アイデアが盛り上がっていました。

私の環境での設定例

Pixel 4aでAIエージェントを動かしている私の環境では、Termux上で動くため音声出力に少し工夫が必要でした。termux-notificationコマンドでバイブレーション通知を飛ばす方法に落ち着いています。

デスクトップ環境なら、もっと凝ったことも可能になります。たとえば、成功時は「Job’s done!」、エラー時は「More work?」を鳴らすといった使い分けもフック設定で簡単に実現できるでしょう。

AIコーディングツールのUXを考える

このハックが示唆しているのは、AIコーディングツールのUXにはまだ改善の余地が大きいということです。モデルの性能ばかりが注目されがちですが、通知、フィードバック、ワークフローとの統合といった「周辺体験」こそがユーザーの生産性を左右する場面は多いのではないでしょうか。

Claude Opus 4.6とGPT-5.3の比較でも感じたことですが、モデルの差よりもツールの使い勝手の差のほうが日々の開発体験に与える影響は大きかったりします。

カスタム通知のアイデア集

Peon以外にも、開発者コミュニティでは様々な通知カスタマイズが提案されています。

まとめ

「Claude CodeでPeon音声を鳴らす」という一見ネタのようなハックですが、タスク完了通知の質を上げるという点で実用性は確かにあります。OpenClawのHeartbeatでロングタスク監視をした経験からも思うのですが、AIに作業を任せる時代だからこそ、「終わったことをどう知るか」の設計がますます重要になってきていると実感しています。