AppStudioをAWSがパブリックプレビューでリリース。GenAI搭載。

Amazonは、GenAI搭載のApp Studioサービスのパブリックプレビューを開始しました。このプラットフォームは、ソフトウェア開発スキルが限られたプロフェッショナル向けに設計されています。

AppStudioで自然言語でアプリ開発

AppStudioは、自然言語のプロンプトを使って、本格的な企業レベルのアプリを構築します。ユーザーは、アプリに求める機能と利用可能なデータソースを説明するだけで済みます。

そして、Amazonによれば、プロの開発者が一から作るのに数日かかるようなアプリを、わずか数分で生成できるとしています。この発表は、今週ニューヨーク市で開催されたAWS Summitで行われました。

幅広いユーザー層へのアピール

Amazonは製品発表で、ITプロジェクトマネージャー、データエンジニア、エンタープライズアーキテクトなどを、AppStudioの恩恵を受けられる例として挙げています。

AWS Summitでは、AppStudioの実際の機能が実演されました。例えば、請求書追跡アプリの要求を受け取り、その動作方法の提案を示すことができます。

ユーザーが概要を承認すると、AppStudioがアプリを作成します。その後、ユーザーは簡単なドラッグアンドドロップ機能で編集してから、デプロイできます。

エンタープライズアプリの定義と機能

AWSは、エンタープライズアプリを次のように定義しています。複数のUIページを持ち、複数のデータソースから情報を取得し、結合やフィルタリングなどの複雑な操作を実行し、ビジネスロジックを組み込むことができるアプリケーションです。

作成後、ユーザーは「ポイント&クリック」インターフェースでアプリケーションを調整できます。また、特定の問題の解決方法についてガイダンスが必要な場合は、内蔵の生成AI アシスタントに尋ねることもできます。

完成後、アプリは「ミニDevOpsパイプライン」を通じてテストされ、本番環境に移行する前の準備が整います。

AppStudioのセキュリティと企業ポリシーへの対応

AWSは、AppStudioが従来の開発だけでなく、ほとんどのローコード開発ツールよりも優れていると主張しています。これらのツールは仕事をこなしますが、企業のプライバシーとセキュリティポリシーに完全に準拠した安全なアプリを生成することができません。

一方、AppStudioは、すでに複数の企業が導入しており、内部プロセスやワークフローを処理できるアプリケーションの構築に使用されています。

このように、AppStudioは企業のニーズに応えつつ、効率的なアプリ開発を可能にする新しいツールとして注目を集めています。