2026年に入って、AIコーディングエディタの選択肢がかなり充実してきました。Cursor、Windsurf(旧Codeium)、Claude Codeの3つが特に注目を集めていますが、正直なところ「どれを選べばいいのか分からない」という声も多いですよね。
実際にこの3つを使い比べてみたので、それぞれの特徴と向いているユースケースを整理してみました。結論から言うと、用途によって最適解が変わるので、一概に「これが最強」とは言えない状況です。
Cursorの特徴と強み
CursorはVS Codeをフォークして作られたAIネイティブなエディタです。最大の強みは、エディタ内でのAI操作が非常にスムーズなこと。コードの選択範囲に対してチャットで指示を出したり、Tabキーで補完候補を受け入れたりする体験が洗練されています。
特にComposerモードが便利で、複数ファイルにまたがる変更を一括で指示できるのが強力ですね。「このコンポーネントのスタイリングをTailwind v4に移行して」みたいな指示を出すと、関連ファイルを自動的に検出して一括修正してくれます。
料金は月額$20のProプランが主流で、公式サイトから申し込めます。VS Codeの拡張機能がそのまま使えるのも大きなメリットです。
Windsurf(旧Codeium)の特徴と強み
WindsurfはCodeiumがリブランドしたAIコーディングエディタで、こちらもVS Codeベースです。Cursorとの最大の違いは「Cascade」と呼ばれるAIエージェント機能にあります。
Cascadeは単なるコード補完やチャットではなく、ターミナルコマンドの実行やファイルの作成・編集を自律的に行ってくれるエージェントです。「テストを書いて実行して、失敗したら修正して」という一連の流れを自動で回してくれるのが特徴的ですね。
価格面では無料プランが比較的充実しているのも嬉しいポイント。まず試してみたいという場合にはWindsurfから始めるのが手軽です。
Claude Codeの特徴と強み
Claude CodeはAnthropicが提供するCLI(コマンドライン)ベースのAIコーディングツールです。CursorやWindsurfとは根本的にアプローチが異なり、GUIエディタではなくターミナルから操作します。
最大の強みは、Claude Opus 4.6の推論能力をフルに活用できる点です。コードベース全体を理解した上での大規模リファクタリングや、複雑なバグの調査において、他のツールとは一線を画す精度を見せることがあります。
Claude Codeの完了通知をカスタマイズするような遊び心のある使い方もできますし、AGENTS.mdでプロジェクト固有のルールを設定すれば、チーム開発での品質管理にも役立ちます。
3つのツールの比較表
それぞれの主な違いをまとめると、以下のようになります。
インターフェース: CursorとWindsurfはGUIエディタ、Claude CodeはCLIです。GUIに慣れている人はCursorかWindsurf、ターミナル操作が好きな人はClaude Codeが合うでしょう。
AI機能の方向性: Cursorはエディタ内のコード編集に特化、Windsurfはエージェント型の自律実行が得意、Claude Codeはコードベース全体の深い理解に優れています。
料金: Cursorは月額$20〜、Windsurfは無料プランあり(Proは月額$15〜)、Claude CodeはAnthropic APIの従量課金です。
用途別のおすすめ
フロントエンド開発がメインで、UIの細かい調整を頻繁に行うならCursorが使いやすいと感じました。VS Codeの操作感そのままにAI機能が追加されるので、学習コストがほぼゼロなのが大きいですね。
一方、テスト駆動開発やCI/CD周りの自動化を重視するならWindsurfのCascade機能が力を発揮します。「テスト書いて→実行→修正」のループを自動化できるのは開発効率に直結します。
大規模なリファクタリングやアーキテクチャレベルの設計作業には、Claude Codeの深い推論能力が頼りになります。Vibe Coding的な「雰囲気で指示して大きな変更を加える」スタイルとの相性も良いですね。
併用という選択肢
実はこの3つは排他的ではなく、併用している開発者も少なくありません。普段のコーディングはCursorやWindsurf、複雑な問題に直面した時だけClaude Codeに切り替えるという使い方です。
LLMコーディング性能の評価でも指摘されているように、ツールの性能はハーネス(周辺環境)に大きく左右されます。自分のワークフローに合った組み合わせを見つけることが、生産性を最大化する鍵になりそうです。
まとめ
2026年のAIコーディングエディタは、それぞれ明確に差別化された方向に進化しています。Cursorはエディタ体験の洗練、Windsurfはエージェント型自律実行、Claude Codeは深い推論と大規模作業。万能な一つを選ぶよりも、タスクに応じて使い分ける柔軟さが求められる時代になってきたと感じています。
まだ試していないものがあれば、Cursor、Windsurf、Claude Codeの各公式サイトから無料で始められるので、実際に触ってみることをおすすめします。
